2025年最新版【記入例あり】在留期間更新許可申請書の書き方を徹底解説
すでに何かしらの在留資格をもって日本で生活をしている方で、在留期間の期限がまもなくに迫っている方はいませんか?今後も日本での仕事や生活の継続を希望されるのであれば、在留期間の更新が必要になります。うっかり、期限を超過してしまった場合には不法滞在(オーバーステイ)となってしまい、最悪の場合にはペナルティを受ける可能性があります。準備は余裕をもって進めていきましょう。
ここでは、更新手続きの際に作成をする「在留期間更新許可申請書」の書き方について解説をしていきます。ご自分で手続きを行う場合、この記事を最後まで見れば失敗せずに作成が可能です。
目次
1枚目:申請人等作成用1
顔写真
タテ4㎝×ヨコ3㎝のもの。無帽、無背景のものをご用意してください。現在の在留カード、パスポートと同じ写真は使用できません。また、大きなピアスやイヤホンを付けたままですと写真の撮り直しを命じられる場合があるため注意が必要です。写真の修整もNGです。
国籍・生年月日・氏名・性別
・国籍:申請人の国籍を記入してください。
・生年月日:西暦で記入してください。
・氏名:記入ミスが発生しないようにパスポートを確認しながら記入します。
・性別:どちらかにマルをします。
出生地・配偶者の有無・職業・本国の居住地
・出生地:申請人の出生地を記入します。国名と州、県、省等までで構いません。(例:日本 東京都)
・配偶者の有無:どちらかにマルをします。
・職業:申請時点での職業を記入します。
・本国の居住地:申請人の本国での居住地を記入します。
住居地・電話番号・旅券番号・有効期限
・住居地:現在お住まいの住所を記入します。
・電話番号:固定電話と携帯電話の番号を記入します。無ければ「なし」と記入します。
・旅券番号:パスポートを確認して記入します。
・有効期限:パスポートの有効期限を記入します。
現に有する在留資格・在留期間・在留期間の満了日・在留カード番号・希望する在留期間
・現に有する在留資格:在留カードを確認して記入します。
・在留期間:現在の在留期間を記入します。在留カードに記載されています。
・在留期間の満了日:在留カードを確認して記入します。
・在留カード番号:在留カードを確認して記入します。カード右上に記載されています。
・希望する在留期間:希望する在留期間を記入します。
更新の理由・犯罪の有無・在日親族及び同居者の有無
・更新の理由:理由を記入します。例えば、引続き、△△△で就労するため等。
・犯罪を理由とする処分を受けたことの有無:どちらかにマルをします。「有」の場合、具体的な内容を記入します。嘘をついても必ずバレてしまいますので本当のことを記入して下さい。虚偽の申告をするとペナルティを受ける可能性があります。
・在日親族及び同居者の有無:続柄、氏名、生年月日、国籍、同居の有無、勤務先(通学先)、在留カード番号を記入します。「無」の場合、「無」にマルをします。
2枚目:申請人等作成用2
勤務先・最終学歴・専攻専門分野
勤務先:名称、事業所名(本社や〇〇営業所等)、所在地、電話番号を記入します。
最終学歴:学歴、学校名、卒業年月日を記入します。
専攻・専門分野:該当するものにチェックを入れてください
資格又は試験合格の有無・職歴
情報処理技術者資格又は試験合格の有無:情報処理業務の従事者のみどちらかにマルをします。「有」の場合、資格(試験)名を記入してください。
職歴:申請人の職歴を記入します。ない場合は「なし」と記入します。書ききれない場合、「別紙参照」というかたちで職歴書を作成します。
申請人(法定代理人)・取次者
申請人(法定代理人):申請人本人または法定代理人が署名をします。
取次者:取次者Agentとはビザ申請をおこなう専門家(行政書士など)のことをいいます。取次者Agentに就労ビザの申請を依頼している場合、取次者Agentがここに記入をします。
※ビザ申請における法定代理人とは?
3枚目:所属機関等作成用1
外国人の氏名・契約の形態・所属機関等契約先
契約又は招へいする外国人の氏名:記入ミスを防止するためにパスポート又は在留カードを確認しながら記入します。
契約の形態:該当するものにチェックを入れます。
所属機関等契約先:会社の情報を記入します。雇用保険適用事業所番号が不明な場合、顧問の社会保険労務士などに確認しましょう。
就労予定期間・雇用開始(入社)日・給与額・実務経験年数・職務上の地位
就労予定期間:該当するものにチェックをします。
雇用開始(入社)年月日:更新申請の場合は、入社日を記入します。
給与報酬額:年額か月額かのどちらかで記入します。手当等は含まない金額を記入します。
実務経験年数:これまでの実務年数を記入します。
職務上の地位:該当するものにチェックをします。「有」の場合、役職名を記入します。
職種・活動内容
職種:職種一覧から該当する番号を記入します。
活動内容詳細:どのような業務に従事するのかを記入します。
4枚目:所属機関等作成用2
派遣先・代表者の記名
派遣先等:申請人が派遣される場合には、派遣先の情報を記入します。
所属機関代表者の記名:所属機関名、代表者氏名、申請書作成年月日を記入します。
添付資料について
在留期間更新申請を行う際には、本人が現に有する在留資格に応じた添付資料を提出する必要があります。詳しくは入管庁のWebサイトをご確認ください。
まとめ
いかがだったでしょうか。記入例を参考にしながらならご自分でも作成することは可能だと思います。申請書の作成が完了したら、提出する添付資料の準備をすすめていきましょう。
自分で作成したけど、「間違っていないか不安」、「添付資料もあわせて確認してほしい」といった場合、当社で申請書類一式の確認サポートもおこなっております。確実に更新申請で許可をもらいたい方は、行政書士等の専門家に相談することも検討しましょう!
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行政書士法人35
代表行政書士 萩台 紘史
2021年4月 SANGO行政書士事務所を開業
2023年9月 法人化に伴い「行政書士法人35」を設立
外国人の就労ビザ申請に専門特化した事務所として年間350件超の就労ビザ申請をサポート