中国富裕層に10年ビザ 外相が新設表明
岩屋毅外相は25日、訪問先の北京で中国人向けの査証(ビザ)発給に関する緩和措置を表明した。富裕層向けに10年間有効な観光ビザを新設し、団体旅行で取得するビザは滞在可能な日数を30日に延長する。日中間の経済人的交流を拡大する。
出典元:令和6年12月27日 日本経済新聞
出典元:令和6年12月27日 日本経済新聞
11月に中国が日本人向けの短期滞在ビザの免除措置を再開したことにあわせて日本も対応をとる。中国人が個人旅行でビザの有効期間中に複数回来日して短期滞在できる「観光マルチビザ」は、有効期限が3年と5年の2種類ある。
新たに設ける10年間のビザは富裕層への発給を念頭に、取得するための年収や保有資産の条件を高く設定する。富裕層が日本を訪れやすい環境を整えて消費喚起の効果を見込む。
それぞれの緩和措置は準備が整い次第、春ごろの開始を目指す。