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大阪市の中国人定住者倍増、10年で5万人に

大阪市で中国人が一戸建てに住む地域が徐々に広がっている。中国本土への行き来に便利な関西国際空港への利便性が評価され、中国経済の低迷や円安等が後押ししている。
留学生で来日し卒業、就職後に不動産を購入して永住ビザを持って定住するタイプのほか、最近は定住目的で不動産を取得し、経営・管理ビザを取って直接移住する富裕層も目立つ。
出典元:令和7年1月22日 日経MJ

住民基本台帳人口によると、大阪市に住む本土系の中国人は2014年9月時点で2万6000人余りだったが、10年間でほぼ倍増し24年9月で4万9999人と5万人突破が目前。国籍別では韓国・朝鮮に次いで2番目になっている。中央区が一番多いが、浪速区(なにわく)が2位、西成区(にしなりく)が3位で、両区に住む中国人は9月末で計8343人。西成区は5年前に比べ約1.6倍になっている。

調査によると、来日年数は11~20年が55%を占めるが、7年以下も21%に上る。現在の在留資格は永住が59%で最も多く、日本で民泊や飲食などの事業をする経営・管理ビザも15%を占めた。

年齢は30~49歳が77%。教育水準は大卒53%、修士以上21%と高い。世帯年収は800万円以上が15%を占めるなど、半数が500万円を超えている。住宅購入価格は3000万円台が53%を占めた。高学歴、高収入の新中間層が購入している。

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