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ベトナム人を日本で雇用するための学歴要件とは?技人国(ぎじんこく)ビザは取れる?大学(Đại học)と短期大学(Cao đẳng)の要件と違いを徹底解説

「ベトナムの大学卒」と一括りにして大丈夫か?「自分の卒業した短期大学(Cao đẳng)は、日本の短大と同じと見なされるのか?」優秀なベトナム人材の採用が活発化する中、こうした学歴評価に関する切実な疑問は、ビザ申請の成否を左右する、極めて重要な問題です。

この記事では、日本の就労ビザ(技術・人文知識・国際業務)を取得する上で、ベトナムの高等教育がどう評価されるのかを徹底解説。特に判断が難しい「短期大学(Cao đẳng)」卒業のケースに焦点を当て、許可の可能性を高める申請戦略まで具体的にお伝えします。この記事を読み終える頃には、あなたのケースでの可能性と、そのために何をすべきかが明確になっているはずです。

【大前提】日本の就労ビザ「技術・人文知識・国際業務」が求める学歴

ベトナムの学歴を評価する前に、まずは日本の就労ビザ、特に多くの専門職が対象となる「技術・人文知識・国際業務」ビザの基本ルールを押さえましょう。この日本の「物差し」を正確に理解することが、ベトナムの学歴を正しく評価するための第一歩です。

原則:「大学卒業+学士号」がグローバルスタンダード

このビザを取得するには、原則として「大学を卒業し、学士号(Bachelor’s Degree)を取得したこと」が求められます。これは、専門業務を遂行できるだけの基礎知識や論理的思考力があることの、国際的に通用する客観的な証拠と見なされるからです。日本の大学はもちろん、海外の大学も含まれます。また、日本の短期大学(短期大学士)や専門学校(専門士)卒業も、同等以上の教育として認められます。

条件:「専攻と職務の関連性」が必須

ただ大学を卒業していれば良いわけではありません。就労ビザは、学んだ専門性を日本社会で活かしてもらうためのもの。そのため、大学での専攻と日本での仕事内容の間に、強い関連性があるかが厳しく審査されます。例えば、文学部卒の方がITエンジニアとして申請しても、専門性が異なると判断され許可は極めて困難です。

例外:学歴を満たせない場合の「実務経験」という道

万が一、学歴要件を満たせない場合でも、「技術・人文知識」分野で10年以上、「国際業務」分野で3年以上の実務経験があれば、ビザを取得する道も残されています。ただし、過去の全ての会社から具体的な業務内容が記された在職証明書を取り付ける必要があり、証明のハードルは学歴よりもはるかに高いのが実情です。

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【徹底比較】ベトナムの「大学」と「短期大学」、ビザ審査での評価の違い

日本のルールを理解した上で、いよいよ本題です。ベトナムの高等教育機関である「大学(Đại học)」と「短期大学(Cao đẳng)」は、日本のビザ審査において、その評価に明確な違いがあります。この違いを理解することが、申請戦略を立てる上で最も重要です。

ベトナムの教育制度です。日本で就労ビザを取得するためには「高等教育」を卒業したことが要件となります。

ケース1:大学(Đại học)卒業で「学士号」を持つ場合

ベトナムの正規の大学(Đại học)を卒業し、「学士号(Bằng Cử nhân)」などを取得している場合、その学歴は日本の4年制大学卒業と「同等」と見なされるのが一般的です。そのため、学歴要件は問題なくクリアできると自信を持って主張できます。審査の焦点は、学歴そのものよりも「専攻と職務内容の関連性」に移ります。

ケース2:短期大学(Cao đẳng)卒業の場合

ここが、運命の分かれ道とも言える、最大のポイントです。ベトナムの短期大学(Cao đẳng)卒業は、日本の「短期大学」卒業と同等と見なされ、学歴要件を満たす可能性は十分にあります。しかし、「Đại học」のように自動的に認められるわけではありません。

なぜ厳しくなるのか?
日本の審査官にとって、教育レベルや内容が多種多様な「Cao đẳng」を一律に評価するのは困難です。そのため、申請者側が「卒業した学校が、日本の短期大学に相当する正規の高等教育機関である」ということを、客観的な資料で証明する必要があるのです。

どう証明すれば良いのか?
「きっと分かってくれるだろう」という期待は通用しません。「これでもか」というほど客観的な資料で、自らその学歴の価値を証明しなくてはならないのです。この証明責任を果たせない場合、学歴要件を満たさないと判断されるリスクが伴います。具体的な証明方法は、次の章で詳しく解説します。

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【申請戦略】「短期大学(Cao đẳng)」卒でビザの許可率を上げるための3つの秘訣

「短期大学(Cao đẳng)」卒業という学歴で、日本の就労ビザ審査という高いハードルを越えるには、戦略的な準備が不可欠です。「証明責任は自分にある」という事実を踏まえ、審査官の懸念を払拭し、許可を勝ち取るための3つの申請戦略を伝授します。

秘訣1:学歴の「同等性」を客観的な資料で証明する

卒業証明書(Bằng Tốt nghiệp Cao đẳng)だけでは全く不十分です。あなたの学歴が日本の短大卒と同等であることを証明するため、「立証パッケージ」を準備しましょう。まず、学校の公式案内やWebサイトの抜粋を提出し、あなたの母校がベトナムの正規の高等教育制度に位置づけられていることを示します。次に、ベトナム教育訓練省(MOET)による認可リストなどを添付し、公的なお墨付きを証明します。最後に、詳細な成績証明書やシラバスを提出し、教育内容の専門性の高さを具体的に可視化するのです。

秘訣2:専攻と業務の「より密接な関連性」を主張する

大学卒の場合よりも、専攻内容と仕事内容が「直結」していることを、より具体的に主張する必要があります。採用企業に協力してもらい、作成する「雇用理由書」の中で、「〇〇という専門科目を履修したからこそ、当社の△△という専門業務が遂行できる」と明確に論理立てて説明します。これが、あなたの学歴が単なる卒業資格ではなく、実務に直結する専門スキルであることの、何よりの証明となります。

秘訣3:ベトナムの教育制度に精通した専門家を頼る

最も避けるべきは、情報が不十分なまま、手探りで申請してしまうことです。ビザ申請の専門家である行政書士は、過去の膨大な事例から、「Cao đẳng」という資格の価値を、日本の審査官が納得するように説明するノウハウを持っています。専門家の知見は、あなたの申請の成功確率を飛躍的に高める最も賢明な投資です。

【まとめ】ベトナムの学歴でのビザ申請は「丁寧な証明」が全て

ベトナムの大学(Đại học)で「学士号」を取得した人材は、日本の就労ビザの学歴要件をクリアする上で非常に有利です。一方、短期大学(Cao đẳng)卒業の場合も可能性は十分にありますが、「日本の短大卒と同等である」ことを自ら証明するという、もう一段階上の丁寧な準備が求められます。

「この学歴なら大丈夫だろう」という希望的観測ではなく、「この資料があれば、誰が見ても学歴の価値を理解できるだろう」というレベルの客観的な証明。それこそが、優秀なベトナム人材の日本でのキャリアを切り拓く、最も確実な道筋です。あなたの素晴らしいポテンシャルを、書類の準備不足で閉ざしてしまうのは、あまりにもったいないことです。

私たちは外国人ビザ申請専門の行政書士法人35です。年間350件超のサポート実績。オンライン申請で全国の入国管理局への申請代行が可能です。失敗しないビザ申請ならお任せください。

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【記事監修者】

行政書士法人35
代表行政書士 萩台 紘史

2021年4月 SANGO行政書士事務所を開業
2023年9月 法人化に伴い「行政書士法人35」を設立

外国人の就労ビザ申請に専門特化した事務所として年間350件超の就労ビザ申請をサポート

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